貴志川にある畑の話を始めます。この畑は、1981年に父が購入しました。
その当時は高速道路もなく、自宅から現場までは約1時間はかかっていたといいます。
今では高速道路ができたことによって30分~45分くらいで行けるようになりました。
買った当初は園内道もなく不便なところで、主に八朔が植えられていたとのことでした。
父は八朔栽培に見切りをつけ、当時の新品種<清見><セミノール>の栽培を始めていました。
1990年には園内道ができて、作業面の効率がかなり良くなったのだそうです。
というのも、私が就農したのが1994年ですので、植え替えたり、園内道を作ったりという苦労はわかりませんが、非常に魅力のある畑ではありました。
2002年に、近くで梅と八朔を作られていたおじいちゃんに
「畑を作ってくれないか」と頼まれて作る決心をし、
「やるからにはとことんこだわったみかんを作りたい」
と想い、園地設計から取り組みました。
構想2年。
2004年、田口早生300本、宮川早生300本を定植しました。
定植後のはなしは次回で!!
(土山 善史)